平成22年度広島かき子ども体験隊の最新情報
平成22年9月12日

まずはかき養殖についての学習会です。広島での養殖方法が分かりました。

通し替え作業を行う場所まで、カキ養殖業者さんの船で移動します。

通し替えとは、採苗連(写真上)からかき種苗が付着したホタテガイの貝殻をはずし、新たな針金に間隔を広げて(写真右上)通し替える作業です。

上の写真は通し替えしたものです。ホタテガイの貝殻の間隔が広くなり、かきは餌をたくさん食べることができるようになります。これからどんどん大きくなりますよ。

ホタテガイの貝殻とビニール管を交互に針金へ通していきます。通す順番や向きを間違わずにできましたか。

当日はRCCテレビさんの取材がありました。テレビカメラを向けられてのインタビューにドキドキです。

通し替えをしてできた垂下連を持ってもらいました。長さは約5mです。通常の養殖での垂下連の長さは、この倍の長さ(約10m)です。

今回、通し替えを行ったかきの種苗(赤ちゃん)です。今年の7月にホタテガイの貝殻に付着させたものです。この小さなカキが半年後には食べられるくらいに大きくなります。

通し替えした垂下連を船に積み込みました。いよいよかき筏に向けて出発です。

当日は波が高く、波しぶきを受けながらの移動でした。

かき筏に到着しました。これから、養殖業者さんに垂下連を吊るしてもらいます。

船から垂下連を運びます。波で揺れるかき筏の上でも難なく運ぶ養殖業者さんはさすがです。

養殖業者さんがかき筏に垂下連を手際良く吊るしていきます。

吊り下げた垂下連です。これから来年の3月までこのかき筏で養殖します。かきの成育状況等は随時このホームページで紹介しますのでお楽しみに。
平成22年10月13日

9月12日に通し替えしてから約1か月経過しました。カキは順調に大きくなっていました。

これまで垂下連を6本束ねて吊るしていましたが、カキがある程度大きくなったので、垂下連を1本づつ分けて吊るすことにしました。この作業を「さばく」といいます。写真は束ねている状態です。

このように、等間隔にカキを吊るしました。1本づつ吊るすことで、カキはエサの植物プランクトンをたくさん食べることができ、より大きくなっていきます。どんどん大きくなってね!
平成22年11月24日

このところ、餌となるプランクトンが少なかったためか、成育は遅れ気味ですが、少しずつ大きくなっています。
平成22年12月15日

カキの中には、魚に食べられてしまったものもありますが、そのほかのカキは、徐々に大きくなってきており、今後の成育が期待されます
平成23年1月24日

通し替えから約4か月経過しました。今回はカキを少し持って帰りました。

ボールペンの大きさと比べてみてください。9月には小指の先ほどの大きさだったカキがこんなに大きくなりました。

むいてみると、こんな感じでした。3月の収穫までにどれくらい大きくなるか楽しみです。
平成23年2月14日

2月14日にカキの成育状況を確認してきました。先月よりだいぶ大きくなっていました。

今回もカキを少し持って帰りました。先月(写真左)に比べ、今月(写真右)は内臓(黒い部分)が見えなくなり、身入りが進んでいます。いよいよ、来月は収穫です。
平成23年3月13日

いよいよ収穫の日です。救命胴衣を着用して出発です。ワクワク。

快晴、微風のすばらしい天候となりました。景色がきれいでした。

カキ筏に向けて移動中です。どれくらい大きくなっているかな。

体験隊のカキ筏に到着しました。いよいよ収穫です。ドキドキ。

収穫する垂下連を集めて、金具に掛けて行きます。

さあ、収穫です。カキが見えてきました。

垂下連をクレーンで吊り上げました。いよいよ、メインイベントです。

垂下連の針金を大きなハサミで切ります。すると、カキ自体の重さでカキは下に落ちます。迫力満点です。

収穫したばかりのカキです。半年前には小指の先ほどだったカキがこんなに大きくなりました。

収穫が終わったので、港に向かって出発です。

港に帰ってきました。これからカキを船から降ろします。

ベルトコンベアで次々とカキが運ばれていきます。この先にはカキを洗浄する機械があります。

きれいになったカキが次々と機械から出てきます。立派なカキです。

きれいになったカキを水産振興センターに運んできました。たくさんありますよ。

収穫したカキで、カキ打ち体験です。貝柱の位置などカキ打ちのコツを教わりました。

コツを教わったので、早速チャレンジです。カキを傷つけないように上手にむいてね。

カキ養殖業者の皆さんにも教わり、上手にむけるようになりました。この後、カキを蒸して試食しました。

昨年よりやや小ぶりでしたが、とっても美味しいと大好評でした。今回収穫したこのカキは「ワカ」と呼ばれる養殖方法で養殖されたカキです。

最後に参加者の皆さんは、1組200個カキを持って帰られました。