広島かき子ども体験隊


平成23年度広島かき子ども体験隊の最新情報

平成23年9月11日

講義

広島かきの養殖について学習しました。さっそく、カキ養殖の作業を体験します。

乗船

作業を体験する場所までカキの作業船で移動します。作業船に実際に乗船できるのも体験隊の楽しみの1つです。

説明

草津漁港の桟橋に移動して、カキ養殖業者さんから作業の説明を聞きました。

採苗連

今年7月に採ったカキの種苗(赤ちゃん)です。採苗連といって、約2cmの間隔で種苗が付いたホタテガイの殻が連なっています。

種

茶色く見えるのがカキの種苗です。今はまだ1cmぐらいです。

通し替えという作業に挑戦しました。針金に種苗とビニールの管を交互に通します。針金がかたいので意外と難しい作業です。

養殖連

通し替えが終わり、いよいよ養殖いかだへ移動し、吊り下げます。

筏

広島湾の弁天島のそばに浮かぶ広島かき子ども体験隊専用の養殖筏です。近くで筏を見ると意外と大きくて驚きました。

かき業者

みんなで通し替えしたカキをカキ養殖業者さんたちが筏に吊り下げ(本垂下)てくれました。波でゆれるいかだの上で素早く作業できるのはプロの技です。

養殖開始

本垂下も終わり、今日から養殖スタートです。これから3月の収穫まで、定期的にカキの様子をホームページでお知らせしていきます。

平成23年10月11日

カキ

本垂下から1ヶ月が経過し、約3cmぐらいになりました。上の写真と比べると、成長したことがよく分かります。

カキの連をさばく

順調に成長して、魚などに食べられる心配も少なくなってきたので、養殖連の間隔を拡げました。これで、カキに餌がいきわたるようになるので、これからどんどん成長します。

平成23年11月14日

体験隊筏

本垂下から約2ヶ月が経過しました。みんなで垂下したカキは大きくなっているでしょうか。

体験隊

カキの連を持ち上げてみると、ずっしりと重みが伝わるようになってきました。中には5cmをこえているものもあり、今後の成育が楽しみです。

平成23年12月12日

体験隊

本垂下から約3ヶ月が経過しました。カキが付着しているホタテの殻は、カキが成長してすっかり見えなくなりました。

体験隊

今回は、カキを少し持ち帰り、殻を開けてみました。お腹(内臓)の部分が黒っぽく内臓が透けて見えますが、これから身が入ってくると、この部分が見えなくなってきます。

平成24年1月10日

カキ

本垂下から約4ヶ月が経過しました。少しずつですが、カキもしっかり成長しています。

カキ

今回も殻を開けてカキの身を見てみました。先月の写真と比べると内臓部分が白い身で覆われてきているのが分かります。

平成24年2月13日

養殖しているカキ

本垂下から約5ヶ月が経過しました。12月の写真と比べると、養殖連のカキの成長がよく分かります。

むき身

カキをむき身にしてみました。1月以降は、カキの餌となる植物プランクトンが豊富で、カキの身もしっかり入ってきました。来月はいよいよ収穫です。

平成24年3月13日

今回は、9月に通し替え・本垂下したカキを収穫するため、体験隊の隊員が集合しました。

カキ養殖業者さんの船に乗せてもらい、体験隊の筏に向けて出発です。

この日は西風が強く、波を乗り越えながら筏まで移動しました。

今回、体験隊のカキを収穫するためクレーンがついた「親船」と呼ばれる大きな船も用意されました。

さっそく収穫作業開始です。水しぶきを上げながら、大きく育ったカキが引き上げられていきます。

クレーンで引き上げた垂下連の針金を専用のハサミで切り、カキを船へ積み込んでいきます。

親船によるカキの収穫は、迫力があり、大きな歓声が上がりました。

収穫作業が終わり、次はカキ打ち場の見学です。草津港にあるカキ打ち場へ移動しました。

親船のカキをベルトコンベアに載せていきます。

長いコンベアに載せられたカキは、陸上の洗浄機へ運ばれていきます。

カキに付いた泥などを取り除くため、大きなドラム型の洗浄機で洗浄します。

洗浄したカキをカゴに入れてみると、大きなカゴ2杯になりました。

体験隊の最後の体験が、カキ打ち体験です。講師の説明を聞いて、いざ挑戦です。

船を出してもらったカキ養殖業者さんにも教えてもらいました。

時間内で好きなだけカキが打てるとあって、最後にはみんなとても上達していました。

獲れたてのカキを蒸して試食してみました。小ぶりだけど、身がしっかり入っていてとても美味しかったです。

今回収穫したカキは、「ワカ」と呼ばれる方法で養殖されたもので、短期間で養殖するためすっきりした味わいのカキができあがります。