広島かき子ども体験隊


令和2年度広島かき子ども体験隊の最新情報

令和2年10月4日 

講義

最初に広島のカキ養殖の歴史や方法について学習しました。今日は養殖の中でカキを大きく育てるために行う「通し替え」を体験します。

種苗

今日「通し替え」を行う小さなカキです。ホタテの殻に今年の夏に付着したものです。よく見るとカキだけでなく、フジツボ等も付着していますね。 

通し替え

広島で実際にカキ養殖をされているカキ屋さんに、コツを教わります。カキが多く付着しているホタテの殻を選ぶのが大切です。

完成

力を合わせて通し替えを行いました。ホタテの殻同士の間隔を広げることで、カキがたくさんのエサを食べることができ、大きく成長します。

完成

みんなが「通し替え」したカキを弁天島の近くの筏に持ってきました。この筏にカキを吊るし、大きく成長させます。これを「本垂下」といいます。

完成

「通し替え」したカキを「本垂下」したところです。魚等に食べられにくいように、まとめて吊ります。弁天島は広島湾でも屈指の漁場の1つです。カキの成長が楽しみですね。

 動画配信 「本垂下」 

令和2年11月4日 

講義

みんなが「通し替え」したカキを「本垂下」してから、1ヶ月がたちました。どれくらい成長しているでしょうか?

種苗

海から引き上げてみると、殻の先が伸びて、大きくなっているように見えます。 

通し替え

「通し替え」したときは、大きくても1cmほどでしたが、1ヶ月で3〜4cmほどに成長しました。

完成

こちらは裏側のようすです。カキがしっかりとホタテの殻にくっつき、大きくなっています。今後の成長が楽しみですね。

令和2年12月14日 

講義

「本垂下」して約2ヶ月半がたちました。気温が下がり、水温もだんだん低くなってきました。

種苗

殻の先がさらに伸びて、一回り大きくなったようです。今日は持ち帰り、大きさを計ってみます。 

通し替え

大きいもので、6cmほどに成長しました。一つのホタテの殻に、30個ほどカキがついていました。

完成

殻をむくと小さいながら、美味しそうな身がありました。寒くなり、カキの鍋が食べたい季節になりましたね。

令和3年1月4日 

講義

新年を迎え、水温がぐっと下がりました。カキが食べる植物プランクトンも増えてきたようです。

種苗

かなり重量感がでてきました。大きいカキは8cmほどに成長しています。

通し替え

ホタテの殻からカキを外して数えると、27個でした。みんなホタテの殻にしっかりくっついていました。

完成

身も順調に大きくなっており、今すぐにでも美味しく食べられそうです。収獲が楽しみですね。

令和3年2月10日 

講義

収獲まで2カ月を切りました。養殖連が重くなり、持ち上げるのも大変です。

種苗

驚いたカニが飛び出してきました。生き物の住み家としても役立っています。

通し替え

片手には乗り切らない大きさになりました。約40個のカキが付着しています。

完成

ホタテの殻についたカキの数が多く、先月より小ぶりでしたが、身の重さは6gありました。

 動画配信 「食害防止」 

令和3年3月28日

講義

待ちに待った収獲の時が来ました。今年は残念ながら天候に恵まれず、海上での収獲作業見学は中止となりました。

種苗

その代わりに港の中で収獲作業を再現してもらいました。大きな船のクレーンが目の前で動くのは、迫力満点でした。

通し替え

次に収獲したカキを洗浄しました。機械で洗浄しながら、カキとそれ以外のものに分けていきます。

完成

その後センターに移動し、カキ打ち体験を行いました。自分で通し替えたカキをカキ打ちするのが、体験隊の醍醐味です。

完成

カキ屋さんに直々にカキ打ちを教えてもらい、貴重な体験になりました。

完成

何個もカキ打ちするうちに、みんな上手にできるようになりました。

完成

今年の体験隊も広島市かき養殖連絡協議会の皆さんの協力で無事終了することができました。