魚と漁業の資料展示室


水産振興センターの人気者スッポン君

スッポンについて

スッポンはその外見通り亀の仲間です。江戸時代の書物にすでに食用にしていた記述があります。養殖が始まったのは明治初期頃とされ、現在では静岡県、鳥取県、佐賀県、大分県、奈良県等で養殖されています。

スッポンが他の亀と違うところはまずその甲羅です。ふつうの亀は甲羅が石のように堅いのに対してスッポンの甲羅は柔らかく、なめらかな皮膚で覆われています。次に首がとても長くのびることです。スッポンは、は虫類なので肺で呼吸します。つまり定期的に水上の空気を呼吸する必要がありますが、その時も首を長くのばして鼻で呼吸をします。

スッポンはとても愛嬌がある動物で、水槽を眺めていると飽きることがありません。一般に人に慣れることは珍しいとされていますが、水産振興センターのスッポンくんは良くなれていて、職員の差し出すピンセットから餌を食べます。

なお、開館時間、休館日は水産振興センターに準じます

スッポン君の日常

スッポンくんはよく砂に潜ります。暖かい季節は活発に動き回り、餌を食べますが、冬は砂に潜って一日中出てこないこともあります。スッポンくんを観に来るなら、暖かい季節がおすすめです。

最近は大きくなりすぎたのと、環境に慣れたせいか、あまり砂に潜りません。いつでもスッポン君は見ることができます(平成19年2月18日追記)。

おっ、エサくれるのか? ちょっと息継ぎ... ン...呼んだ?

スッポン君の食事風景

おっ、エサだ いただきまーす ぱくっ おおおいしい

かわいいスッポン君を観にぜひ広島市水産振興センターにお越しください。