「先輩の声」〜「スローライフで夢づくり」新規就農者研修〜

谷口雄二さん

「スローライフで夢づくり」新規就農者研修
第10期生
(広島市佐伯区五日市町石内)
 
 

■研修を受講したきっかけ

 私は農業とはまったく関係のない仕事をしていましたが、市民菜園で野菜作りをしていたこともあり、定年を機に知識と技術を学び、広い農地で思いっきり農業をやりたいと思い応募しました。


■就農
 平成27年4月、66歳の時に振興センターから1,060uの農地を借りて、農業をスタートしました。
 「スローライフで夢づくり」新規就農者研修事業では、地主から振興センターが借り受けた農地を我々研修生に転貸してもらう仕組みとなっており、農地の契約においても安心でした。就農にあたってビニールハウス1棟(60u)を建て、管理機、水中ポンプ、草刈機を購入しました。


■日々の作業
 キュウリ、ナスなど、色々な野菜約30品目を栽培し、とれたて元気市、農彩館五日市ファーマーズマーケット、マックスバリューのインショップ、彩が丘団地での朝市で販売しています。
 暑い時期の畑づくりなど、きつい仕事が多いですが、野菜は、毎日、世話していると、必ず答えてくれてやりがいがあります。
 また、近所の農家の方からも、野菜の作り方など教えて頂いて楽しくやっています。


■アドバイス
 私は農業に関して、全くの素人でしたが、振興センターでは、基礎から丁寧に教えてくれるので、大丈夫です。就農後も、農事研究会という農業の勉強会に参加し、区役所やJAから指導が受けられます。また、佐伯区には「スローライフで夢づくり」新規就農者研修の卒業生の会があり、相談のしやすい仲間もいて、楽しく農業ができています。私はあまり参加できていませんが、振興センターでの毎月1回の講習会もあります。
 また、就農する農地の近所の方々と交流することによって、周辺の皆さんと仲良くなり、農地に行くことがさらに楽しくなりました。
 農業は、手間と経費を考えれば、もうけは少ないですが、美味しい野菜が出来た時など、何物にも代えがたい充実感があります。興味がある方は、まずはセンターへ相談してみてください。