令和7年度 海辺の教室開催の様子

令和7年6月「目指せ!豊かな広島湾(つくり育てる漁業)」

6月の海辺の教室のテーマは「目指せ!豊かな広島湾(つくり育てる漁業)」でした。
「つくり育てる漁業(栽培漁業)」について学習した後、当センターの種苗生産施設の見学やマコガレイ種苗の放流体験を実施しました。種苗生産施設では、お魚の赤ちゃんのエサとなるアルテミアをはじめ、中間育成中のガザミ種苗やマナマコ種苗、マダコ種苗を観察しました。最後に、センターの南側の井口船溜まりでマコガレイ種苗の放流体験を実施し、参加者からは「いろいろなお魚がみれて、嬉しかった。」との感想もあり、大変好評でした。

つくり育てる漁業やマコガレイの生態、放流効果などについて学習しました。また、お魚の赤ちゃんのエサとなるアルテミアをルーペとモニターで観察しました。
種苗生産施設では、ガザミ種苗の中間育成やマナマコ種苗を観察しました。また、今年度から種苗生産技術の開発試験を行っているマダコ種苗の観察も行いました。
続いて、アルテミアの培養施設を見学しました。参加者からエサやりに関する質問も複数あり、盛り上がりました。
最後に、マコガレイ種苗が大きく育つように願いながら、参加者全員で放流を行いました。

令和7年5月「干潟に暮らすいきもの達」

5月の海辺の教室のテーマは「干潟に暮らすいきもの達」でした。
干潟の役割や干潟に生息するいきものの名前や生態について学習しました。学習後は屋外に移動して、設置した水槽の中のマコガレイなどの魚、イシガニなどの甲殻類、ウニやヒトデなどの棘皮動物、他にもウミウシなどのいきものを観察しました。多くのいきものの中から2種類を選び、形や色、大きさや動きなどの特徴をみながら図鑑で名前を調べ、スケッチしました。参加者からは「様々ないきものに触れることができて大満足でした。」という感想もあり、大変好評でした。

干潟には魚、エビ、カニ、貝やゴカイ類などの多くのいきものが生息しています。干潟は、水を浄化したり、漁をしたり、いきもの達と触れ合える場所など、重要な役割があることを学習しました。
屋外の水槽に移動して、多くの干潟のいきものを観察しました。職員から、それぞれのいきものの採取方法や生態についての説明がありました。
お気に入りのいきものを選び、プラスチックケースに入れ、よく観察しました。図鑑で名前を調べた後に、色鉛筆を使ってスケッチしました。
いきものの絵は、水産振興センターの1階に展示してあります。マハゼ、ナマコ、ヨウジウオなどみんな上手に描けてますね。ぜひ、見に来て下さいね。

令和7年4月「広島といえば“かき養殖”」

4月の海辺の教室のテーマは「広島といえば“かき養殖”」でした。かき養殖の歴史や養殖方法について学習後、かき打ち体験や採苗連を持ち上げる体験を実施しました。
かき打ち体験の際は、打ち子が1分間で平均6個のかきを打つという豆知識を紹介。参加者も1分間のタイムトライアルに挑戦しました。
また、かきの産卵期である夏に養殖用の稚貝を確保する「採苗」が行われ、この作業がかき養殖において、特に重要な工程であることを説明し、実際に使用される採苗連を持ち上げる体験を実施しました。
参加者からは「体験を通じて、かきが消費者に届くまでに、生産者の工夫や苦労があることを知ることができた。かきが広島の特産品であることに誇りを感じた。」という声が聞かれるなど、大変好評でした。

かきの生態、養殖の歴史、養殖方法等について学習を行いました。

職員によるかき打ちの実演があり、殻から身を上手に取り出すコツなどの説明がありました。実際にかき打ちに挑戦です。

かきの打ち子さんは1分間で約6個のかきをうつそうです。1分間で何個のかきを打つことが出来るかタイムトライアルに挑戦しました。

かきの産卵期である夏に養殖用の稚貝を確保する「採苗」が行われます。かき養殖業者さんが実際に使用する採苗連を持ち上げました。