当センターでは、広島市域の水産業の振興を図るため、漁場環境等の調査を行い漁業者に情報提供や指導・助言をするほか、魚介類の稚魚等の生産や、魚と漁業の資料展示室で市民に広島市の水産業を紹介する仕事を行っています。

トピックス・新着情報

広島湾の水温と塩分濃度を更新

詳しくは、こちらをご覧ください

【お知らせ】団体見学等の予約状況について

令和7年度団体見学等の予約状況を更新しました。

最新の予約状況はこちら

海辺の教室(6月)の様子を公開

6月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスターを探せ」でした。

詳しくは、こちらをご覧ください。

海辺の教室(5月)の様子を公開

5月の海辺の教室のテーマは「干潟に暮らすいきもの達」でした。

詳しくは、こちらをご覧ください。

【お知らせ】団体見学等の受入体制変更について

令和6年度から団体見学等について、一部受入体制が変更となります。

以下の変更点をご確認の上、予約申込をお願いします。

なお、令和6年度の予約申込は4月1日(月)からとさせていただきます。

 ①受入可能な団体数:「1日1団体

 ②受入可能な月:「4月~5月」「9月~3月

 ③受入可能な曜日:「火・水・金曜日

 ④受入可能な時間帯:午前は「9:00~12:00」、午後は「13:30~17:00(一部のコースは14:00~16:00)

①~④以外につきましては、ご相談ください。

ご理解のほどよろしくお願いします。

8/17(日)開館

8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

 8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。
 チリメンモンスターとは、チリメンジャコ(原材料)に混ざっているカタクチイワシ以外の魚やエビ・カニの幼生、タコやイカなどの小さな生物のことです。まず初めに、チリメンジャコの作り方、海の食物連鎖などについてはスライドで学習し、漁獲方法については、実際に漁をしている動画を見ながら学習しました。その後、チリメンモンスターを探し、資料を使って名前を調べ、オリジナルの図鑑作りに挑戦しました。参加者からは、「珍しいチリメンモンスターを探すのが楽しかった。」などの感想が聞かれ、大変好評でした。
 

7月の海辺の教室のテーマは「プランクトンの観察」でした。

 7月の海辺の教室のテーマは「プランクトンの観察」でした。

 プランクトンには、植物プランクトンと動物プランクトンがいることやプランクトンが魚やカニなどのエサとなる食物連鎖などについて学習しました。その後、実際にセンター内の魚やカニなどのエサとなる「ワムシ」の飼育水槽を見学したり、港でプランクトンネットを使って、プランクトンを採集しました。自分で採集したプランクトンは顕微鏡を使って、観察し、名前を調べてスケッチをしました。

 

6月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 6月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 魚のからだの構造や年齢を調べる方法について学習した後、実際にマダイやクロダイのからだの構造を観察しました。片身を開いて、内臓を観察したり、スケッチをして皆さん夢中になっていました。次に煮付けにしたカサゴを試食した後に、カサゴから耳石を取り出し、ルーペで観察しました。他にはイリコの耳石も取り出し、カサゴとの耳石の大きさや形の違いを観察しました。「魚によって、耳石はこんなに違うのか。」と驚きの声が上がりました。

4月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。

 4月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。

 広島名産のカキ養殖の歴史や養殖方法などを学習し、ホタテガイの貝殻に付着したカキの稚貝をルーペで観察しました。「この小さな黒い点が成長して大きいカキの親になるのか。」といった驚きの声が多かったですね。カキについて学習した後、カキ打ち体験を行いました。見慣れないカキ打ち道具の使い方やカキの硬い殻に苦戦していましたが、何度も練習するうちに、素早く丁寧にカキ打ちできるようになりました。参加者からは「もっと多くのカキを打ってみたい。」と好評でした。

 

3月の海辺の教室は「魚のおろし方」でした。

 3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

 講義では、センターの職員から魚の体の構造や包丁を使う際の説明がありました。三枚おろしの体験では、当日の朝に漁師さんが持ってきた新鮮なクロダイやマダイを丸ごと一匹使いました。初めて三枚おろしに挑戦する参加者の方が多かったですが、皆さんとても上手に三枚におろすことができました。魚のから揚げの試食もあり、参加者の方からは「魚の体の構造などやおろし方を知ることができて満足だった、また三枚おろしをやりたい。」と好評でした。

 

2月の海辺の教室は「SDGs~海藻の役割~」でした。

 講義では、センターの職員からSDGsやブルーカーボン、海藻の役割やセンターで行っているワカメの種苗生産について説明がありました。 体験では、ワカメの摘み取りや、ワカメの部位の観察、テングサという海藻から作ったトコロテンを付く作業を行いました。自分でお湯にくぐらせたワカメやトコロテンの試食もあり、参加者の方からは「ワカメなどの海藻についてとても良く分かった」と好評でした。

1月の海辺の教室は「かまぼこ作り」でした。

 1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

 講義では、センターの職員からかまぼこの歴史や原料になる魚などの説明がありました。かまぼこ作り体験では、広島蒲鉾協同組合の先生に教えてもらいながら、すり身をすり鉢で混ぜる作業や細工(飾り)かまぼこ作り、すり身を鯛や紅葉の型に詰める作業を行いました。皆さんで作った魚のすり身がたくさん入ったつみれ汁などの試食などもあり、参加者の方からは「家でも魚のつみれをぜひ作ってみたい」と好評でした。

 

12月の海辺の教室は「貝殻で作品づくり」でした。

 12月の海辺の教室のテーマは「貝殻で作品づくり」でした。

 講義では、センターの職員から貝についての説明があり、現在、広島市で行われているアサリ漁業の取組などを学習しました。また、広島で採れた11種類の貝について参加者の方に名前や特徴について調べてもらいました。貝殻の作品づくりでは、様々な種類の貝殻を組み合わせたり、リボン等を使ってクリスマスリースを作りました。参加者からは「貝の種類や名前が分かってよかった、リース作りは楽しくて大満足だった。」と好評でした。

 

11月の海辺の教室は「刺網から魚をはずす体験」でした。

 11月の海辺の教室のテーマは「刺網から魚をはずす体験」でした。

 講義では、センターの職員から漁業の種類や広島県で行われている漁法について説明がありました。井口漁業協同組合の漁師さんから、刺網の説明や魚をはずす際のコツ、また毒がある魚について説明があり、その後、参加者の皆さんは、刺網から魚をはずす体験を行いました。様々な魚が刺網にかかっており、ヒラメやマコガレイ及びイシダイなど18種類の魚について知ることができました。刺網からはずした魚は参加者の皆さんに持ち帰っていただきました。参加者の方からは「たくさんの魚の種類が分かって楽しかった、将来は漁師になりたい。」などと好評でした。

 

9月の海辺の教室は「塩づくり」でした。

 9月の海辺の教室のテーマは「塩づくり」でした。

 講義では、日本において、現在では塩の多くを外国からの輸入に頼っていますが、昔は海藻を使って藻塩を作ったり、海水を塩田に入れて塩づくりを行っていたことを学習しました。また、塩は食用以外に多くの製品の原料として使われていることも分かりましたね。講義の後は、塩づくりに挑戦しました。まずは海水をフライパンを使って強火で煮詰め、水分をとばしていき、最後に塩を炒めて完成しました。自分で作った塩をコイワシの唐揚げにつけ、試食を行い、皆さんからはとても美味しかったと好評でした。

 

広島かき子ども体験隊を開催しました。

9月11日(日)に広島かき子ども体験隊を開催しました。

8月の海辺の教室は「チリメンモンスター」でした。

 8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

 講義では、カタクチイワシの漁獲方法やチリメンジャコの作り方、海の食物連鎖などについて学習しました。その後、チリメンジャコに混じった魚やエビ・カニの幼生、タコやイカなどのチリメンモンスター探しにチャレンジしました。見つけたチリメンモンスターは良く観察した後、資料等で名前を調べて、図鑑作りに用いました。皆さん、オリジナルのチリモン図鑑を上手に作っていましたね。参加者の方からは、「チリモン探しが楽しかった、レアなタツノオトシゴが見つかり、満足だった。」などと好評でした。

7月の海辺の教室は「プランクトンの観察」でした。

 7月の海辺の教室のテーマは「プランクトンの観察」でした。

 講義では、プランクトンの種類や海の食物連鎖などについて学習し、動物プランクトンであるカキ幼生が付着したホタテガイの貝殻を観察したり、プランクトンネットを使って、海の中にいるプランクトンの採集を行いました。採集したプランクトンは、顕微鏡を使って観察し、名前を調べてスケッチをしました。海の中には、目では見えない小さなプランクトンが多くいることが分かりましたね。参加者の方からは、「体験しながらプランクトンの学習ができて楽しかった。」と好評でした。

6月の海辺の教室は「魚のからだと年齢」でした。

 6月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 魚のからだの構造や年齢を調べる方法について学習した後に、マダイやチダイを使ってからだの構造を観察しました。片身を開いて内臓を観察したり、頭から耳石を取り出したり、皆さん夢中になって作業をしていました。取り出した耳石やウロコを観察することで魚の年齢を知ることができましたね。参加者の方からは、「魚をこんなに詳しく見たのが初めてだったので良かった。」などと好評でした。

 ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、観察した魚の試食は中止とし、持ち帰っていただきました。

4月の海辺の教室は「かき養殖」でした。

4月の海辺の教室のテーマは「かき養殖」でした。

かき養殖の歴史や養殖方法について学習した後、実際に、かき打ち体験を行いました。初めて使う道具に最初は戸惑っていましたが、練習するうちに上手にかきを打てるようになってきました。思ったより難しかった、打ち子さんはやっぱりすごい、という声が多かったですね。参加者の皆さんは学習した「牡蠣」という漢字を、ちゃんとお家で復習したかな?

12月の海辺の教室は「チリメンモンスター」でした。

チリメンモンスターの図鑑

12月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

 チリメンモンスターはチリメンジャコに混じっているカタクチイワシ以外の小さな生物で、大阪府岸和田にある「きしわだ自然資料館」のイベントで有名になりました。

 まず、カタクチイワシがどのように漁獲されているかなどを学習した後に、チリメンジャコに混じっている小さな生物をルーペを使って観察しました。とっても小さなイカやタコ、タチウオやカニの幼生などたくさんいることが分かりました。集めた生物の名前を調べて、自分だけの図鑑を作りました。この小さな生き物たちが、海の豊かさを支える重要な役割を担っています。

11月の海辺の教室は「刺網から魚をはずす体験」でした。

 

 

 11月の海辺の教室のテーマは「刺網から魚をはずす体験」でした。

 日本で行われている様々な漁業の種類や特徴、日本で漁業が盛んな理由等について学習した後に、井口漁業協同組合の皆さんの指導を受け、刺網から魚をはずす体験を行いました。刺網を見るのはじめて!という参加者も多く、網にからまった魚を一生懸命取り外していました。海から水揚げされたばかりの魚に親しむ貴重な機会で、みんな積極的に体験に参加してくれました。

 

2月の海辺の教室は「海藻の観察」でした。

 2月の海辺の教室のテーマは「海藻の観察」でした。

 3ヶ月ぶりの開催となった今回は、ワカメの摘み取り体験と試食、ノリすき体験などを通じて、海藻について勉強しました。食卓に並んだ海藻しか見たことのない参加者も多く、摘み取り前の大きなワカメや板海苔になる前の生ノリを見て、みんなびっくりしていました。

11月の海辺の教室は「刺網から魚をはずす体験」でした。

 

 11月の海辺の教室のテーマは「刺網から魚をはずす体験」でした。

 漁業や漁法(魚の獲り方)について、広島県で実際に行われているものを中心に勉強しました。勉強の後には、漁法の1つである刺網によって獲れた魚を、網からはずす体験をしました。マダイ、カサゴ、オニオコゼ、コノシロ、ボラ、ウミタナゴなどが網にかかっていて、参加したみんなは大興奮でした。

9月の海辺の教室は「塩づくり」でした

 9月の海辺の教室のテーマは「塩づくり」でした。

 塩の役割や歴史などについて学習した後に、実際に海水を煮つめて、塩を作りました。作った塩は、顕微鏡で結晶を観察したり、コイワシの唐揚げにつけて試食したりしました。自分で作った塩は、いつも食べている塩とは一味違ったようです。

6月の海辺の教室は「育てる漁業:マコガレイ」でした

 新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、3月から中止となっていた海辺の教室を今月から再開しました。

 久々の開催となった6月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 マコガレイの放流体験を通じて、育てる漁業について学習しました。魚などの赤ちゃんを育てている、当センターの施設見学やエサやり体験も大好評でした。

2月の海辺の教室は「海藻の役割」でした

 2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。

 海藻の種類や役割について学習しました。また、広島湾で養殖されているワカメの養殖方法や当センターが行っているワカメの種苗生についても学習しました。

 学習の他には、ワカメの収獲体験、ワカメの標本づくり、様々な海藻を使った押し葉作り体験等を行いました。最後にワカメをお湯にくぐらせると鮮やかな緑色に変わる様子も観察してもらい、ワカメしゃぶしゃぶを試食しました。

1月の海辺の教室は「カキ養殖」でした。

 1月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。

 カキの養殖方法の学習や夏場に広島湾で見られるカキの幼生の顕微鏡観察、ホタテガイの貝殻に付着したカキの観察及びカキ打ち体験を行いました。

 体験後は、フライパンで蒸焼きしたカキを試食し、「カキの味が凝縮されていて美味しい」など好評でした。カキはこれから春先にかけて身が太り、ますます美味しくなりますので、当センターのカキ料理レシピを参考に色々な料理で皆さんもたくさん食べてください。

12月の海辺の教室は「貝殻で作品づくり」でした。

 12月の海辺の教室のテーマは「貝殻で作品づくり」でした。

 貝の仲間や種類について学習を行いました。貝類は、食用のほかに貝殻を使った装飾品や工芸品、さらには日本人形や日本画の顔料などに用いられています。

 今回は、クリスマスも間近に迫っているということで、貝殻でクリスマスリースを作成しました。約20種類の貝殻から思い思いの貝殻を選び、オリジナルのクリスマスリースを作りました。

海辺の体験教室を行いました。

 今年の海辺の体験教室では、「刺網から魚をはずす体験」と「かまぼこ作り体験」を行いました。

 「 刺網から魚をはずす体験」では刺網漁業について説明した後、その日の朝に水揚げされた刺網から、メバル、マダイ、カサゴ等の魚をはずす作業を体験してもらいました。

 「かまぼこ作り体験」では、かまぼこのプロである広島蒲鉾協同組合の方々に来ていただき、すり身を練る作業やオリジナルの飾りかまぼこ作りを体験してもらいました。

 どちらの体験も、普段はなかなかできない体験で、参加者の皆さんに漁業や魚食について楽しく学んでいただくことができました。

10月の海辺の教室は「塩づくり」でした。

 10月の海辺の教室のテーマは「塩づくり」でした。

 世界や日本の塩づくりの歴史、塩の作り方や役割について学習しました。塩は、昔から人々の生活にとって欠かせないもので、食品以外にも、工業用等で様々なものの原材料として使われています。

 塩づくり体験では、グループごとに分かれて、ろ過した海水を使った塩とヒジキを使った藻塩の二つの塩を作りました。海水から塩の結晶ができ始めた時は、「塩ができはじめた」との声があり、大変驚いていました。

9月の海辺の教室は「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 9月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 育てる漁業とは、「栽培漁業(さいばいぎょぎょう)」とも言い、魚介類をある程度の大きさまで人の手で育て、海などに放流し、自然の中で大きくなった魚介類を獲る漁業のことを言います。

 今回は、育てる漁業や水産振興センターで育てている魚介類の赤ちゃん(種苗)について学習した後、マコガレイの赤ちゃんの放流体験や魚介類の赤ちゃんを育てている施設の見学を行いました。

平成31年度(令和元年)広島かき子ども体験隊(1回目)を開催しました。

 カキ養殖の作業を体験する「広島かき子ども体験隊」を開催しました。

 初回は、稚ガキが付着したホタテガイの貝殻を約30cm間隔になるよう針金に通し替える「通し替え」の体験を行い、垂下連を作成しました。

 その後、カキの作業船に乗って、垂下連をカキ筏に吊るす作業を見学しました。カキが成長する様子は、定期的にHPに掲載します。

シジミの種苗生産を開始しました。

  8月中旬に太田川産のシジミから採卵し、種苗生産を開始しました。 

  太田川のシジミは近年減少しており、資源の回復を目指し、平成23年から種苗生産の技術開発を開始しました。これまでの7年間で採卵方法や餌の種類等に関する様々な試験を行い、種苗を安定して生産することができるようになったため、今年度からシジミの種苗生産を事業化し、生産しています。

 シジミはカキ等の2枚貝と同じ様に浮遊期※を経て、母貝と同じ様な貝の形になります。採卵から約2週間が経過し、写真の様な稚貝(約220μm)が当センターで見られるようになりました。

※浮遊期…シジミの受精卵は水中を漂いながら成長し、やがて幼生になります。幼生は稚貝になるまでの間、水中に浮遊した状態で生活します。この水中に浮遊する期間を浮遊期といいます。

                                                         

8月の海辺の教室は「プランクトン」でした。

 8月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

 海の中を漂う様々な種類のプランクトンや赤潮が発生する仕組みなどについて学んだ後、井口港でプランクトンネットを使って海のプランクトンを採集しました。採集したプランクトンを顕微鏡で観察し、種類を調べたりスケッチしました。また、当センターで魚やカニの赤ちゃんの餌として培養している、シオミズツボワムシという動物プランクトンの観察も行いました。

 普段は目に見えない小さなプランクトンが、生態系の中でとても大切な役割を果たしていることが分かりました。

オニオコゼの種苗を引渡しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  7月下旬から8月上旬にかけて、全長30mm以上に成長したオニオコゼの種苗を広島市へ引き渡し、広島湾に放流されました。  
 5月下旬から種苗生産を開始し、動物プランクトン(ワムシ、アルテミア)や配合飼料を給餌して順調に成長しました。 オニオコゼは定着性の強い魚で大きな移動が少なく、数年後には放流場所付近での漁獲が期待できます。近年、オニオコゼは広島湾で増えており、刺身や唐揚げ等で美味しく食べられる高級魚です。とても美味しい魚ですので、スーパー等で地物のオニオコゼを見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

7月の海辺の教室は「チリメンモンスター」でした。

 7月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

 シラス漁の漁法やチリメンジャコの製造工程などについて学習した後、チリメンモンスター探しを行いました。見つけたチリメンモンスターは、種類を調べて、台紙に張り付けラミネートしました。海の中には、たくさんの種類のいきものがいて、お互いを支え合っているんですね。チリメンモンスターを通して、海のいきものの大切さがよく分かりました。

6月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

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  6月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

 今回の海辺の教室は、身近なメダカを使って卵の観察や顕微鏡の使い方などを学習しました。誰でも一度は見たことがあるメダカですが、実は野生のメダカはとても少なく、絶滅の危険があるとされています。近年、ペットショップで販売されている様々なメダカは、人が観賞用に交雑して作出したメダカたちです。みなさんも上手にメダカを家で育てると、繁殖して増やすことができます。ぜひ、飼育に挑戦してみてください。

5月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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 5月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

 かまぼこが魚のすり身から作られていることやかまぼこの歴史などの学習を行いました。広島市のかまぼこの歴史は、江戸時代後期頃に西区の草津で作られはじめたと言われています。現在は、スケソウダラを主な材料としていますが、江戸時代の頃は、近海で獲れた魚を使ってかまぼこ等が作られていたと言われています。

 学習のあとはかまぼこ作り体験です。魚の身をすり鉢で練る作業やかまぼこ板にすり身をのせてドーム型に形を作る作業に少し苦戦しているようでした。皆さん、色々な魚を使って家でもかまぼこを作って食べてみてください。

4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

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 4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 魚の体の構造や部位の名前などを学習した後、実際にメバルを使って観察を行いました。今回使用したメバルの胃の中から大量にエビが出てきて、体の仕組みに加えメバルの食性について学習することができました。次に、耳石を使って年齢を調べました。煮付けにしたメバルから耳石を取り出し、観察しました。今回観察したメバルはおおよそ3歳から4歳であることが分かりました。

 参加者の方からは、「魚の年齢の調べ方がわかった。家でも耳石を取り出してやってみたい」など好評でした。最後は、煮付けにしたメバルを美味しくいただきました。

マコガレイの種苗を引き渡しました。

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マコガレイの親魚から採卵後、約3ヶ月が経過し、全長30mm以上に育った種苗を4月10日、11日に広島市へ引き渡し、市内の河口等に放流されました。

放流後は河口等で砂の中に身を隠しながら生活し、ゴカイ類等を餌として、1年で約10cm、2年で漁獲サイズの約20cmまで成長し、主に底曳き網漁や刺し網漁で漁獲されます。

煮付けや唐揚げ等の調理方法で美味しく食べられ、人気のある魚です。とても美味しい魚ですので、スーパー等で地物のマコガレイを見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

春の牡蠣講習 牡蠣好きを育てるための特別講座が開催されました

 3月26日(火)に広島県観光課主催の「春の牡蠣講習 牡蠣好きを育てるための特別講座」が当センター等で開催されました。

 講義では、広島大学大学院の海野教授による「牡蠣とり帳」を使った授業や当センター職員による広島かきの歴史・養殖方法等の授業がありました。

 午後からは草津かき作業場でカキ打ち体験が行われ、 最後にはなんと、「さかなクン」による特別出張授業がありました。

 さかなクンから出題されるカキに関するクイズに参加者の皆さんは、積極的に回答するなど、とても楽しい講座でした。

 さかなクンに当センター展示室の見学をしていただきました。

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3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

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3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。
包丁の持ち方や魚の体の構造などについて学習した後、クロダイの三枚おろしに挑戦しました。魚をおろすのが初めての方がほとんどであったため、皆さん緊張気味で最初は苦戦していましたが、クロダイの体の構造を聞きながら、講師のおろし方を見て、頑張って挑戦した結果、皆さん上手におろすことができました。

最後は、クロダイの唐揚げとじゃぶしゃぶを試食し、大変好評でした。是非、ご家庭でも三枚おろしに挑戦してみてください。

マコガレイ仔魚の着底が始まりました。

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1月にふ化したマコガレイの仔魚は、ふ化してから30日以上が経過し、動物プランクトン(ワムシやアルテミア)を食べて順調に成長しています。
マコガレイの仔魚はふ化してしばらくの間、一般的な魚の仔魚と同じ様な姿で水中を漂いながら生活していますが、ふ化後、約30日目頃から左眼が頭の上を超えるように体の右側に移るとともに着底し、親魚と同じように底生生活を始めます。

現在、当センターの仔魚も次々と着底しています。今後も動物プランクトンを与えて飼育し、大きさが30mm以上になり次第、広島市へ引き渡す予定です。

2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。

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2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。
海藻と海草の違いや広島市内で行われているワカメ養殖などについて学習した後、養殖ワカメの刈り取り体験や生ワカメの標本作りを行いました。また、広島湾に生息している海藻を使って、押し葉作りも行いました。
最後は、新鮮なワカメをしゃぶしゃぶで試食しました。こげ茶色の生ワカメを熱湯に入れると、ワカメの色が鮮やかな緑色になる様子も観察してもらいました。成育して間もないワカメは軟らかくて美味しいと大変好評でした。
養殖ワカメの種糸(※ワカメの赤ちゃんが付いた糸)は当センターで生産されたものです。

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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 1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

 普段食べたり、量販店で売られているかまぼこが、どのような材料で、どのような方法で作られているか知っていますか。今回の海辺の教室では、かまぼこの歴史、原材料、作り方の学習を行なった後、実際にクロダイの身をすり潰して作った蒸しかまぼこと白身魚のすり身(既製品)を使った蒸しかまぼこの2種類のかまぼこ作りに挑戦しました。

 原材料に用いる魚によって、味や弾力に違いがあり、クロダイのかまぼこの方が美味しいといった声がでるなど大好評でした。

マコガレイの卵を採卵しました。

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マコガレイの種苗生産を開始するため、天然由来の親魚から採卵するとともに、人工授精を行いました。今後、1週間程度でふ化し、飼育を開始します。ワムシやアルテミアなどの動物プランクトンを餌として与え、30mm以上の大きさまで育て、広島市内の河口等に放流される予定です。
マコガレイは放流した海域で定着性の強い魚であり、漁業者からの放流ニーズも高い魚です。また、煮付けや唐揚げ等の料理で美味しく食べられ、市場において高値で取引きされます。

ワカメの種糸(種苗)を広島市へ引渡しました。

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ワカメの種苗生産は4月にメカブを採取し、遊走子※を種糸に付着させ、11月中旬頃まで陸上で種糸を管理します。11月中旬頃に種糸を海面に移動し、中間育成を開始します。陸上では顕微鏡でしか見えなかったワカメの種苗も中間育成に移行すると、成長のスピードが速くなり、みるみるうちに大きくなります。中間育成が2週間を過ぎると目でもはっきり種苗が分かるようになり、広島市への引渡し時期が近づきます。今年度は12月初旬から中旬にかけて広島市へ種糸を引渡し、その後引渡された種糸は、漁業者によって海に張られた縄(ロープ)に巻かれました。ここから漁業者によるワカメ養殖が始まり、冬~春にかけて収穫されます。

※ 遊走子とは…べん毛を動かして水中を遊泳する胞子のこと。

12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖(歴史など)」でした。

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まずカキ養殖の歴史や養殖方法などについて学習し、その後カキ打ちに挑戦しました。貝柱の位置や道具(カキ打ち)の使い方を学習し、むき身にするコツを学習しました。道具の使い方やカキの硬い殻に苦戦しながらも、上手に貝柱を切り、カキを開け、むき身を取り出していました。参加者の中には、傷をつけず上手にカキを開け、動くカキの心臓を観察できた方もいました。体験後、カキを試食し、 参加者の方からは「今後家庭でも調理して食べてみたい」との声も聞かれました。カキの収獲シーズンに入り、カキが非常に美味しい季節です。皆さんもカキをたくさん食べて下さいね。