当センターでは、広島市域の水産業の振興を図るため、漁場環境等の調査を行い漁業者に情報提供や指導・助言をするほか、魚介類の稚魚等の生産や、魚と漁業の資料展示室で市民に広島市の水産業を紹介する仕事を行っています。

トピックス・新着情報

10月の海辺の教室は「塩づくり」でした。

 10月の海辺の教室のテーマは「塩づくり」でした。

 世界や日本の塩づくりの歴史、塩の作り方や役割について学習しました。塩は、昔から人々の生活にとって欠かせないもので、食品以外にも、工業用等で様々なものの原材料として使われています。

 塩づくり体験では、グループごとに分かれて、ろ過した海水を使った塩とヒジキを使った藻塩の二つの塩を作りました。海水から塩の結晶ができ始めた時は、「塩ができはじめた」との声があり、大変驚いていました。

9月の海辺の教室は「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 9月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 育てる漁業とは、「栽培漁業(さいばいぎょぎょう)」とも言い、魚介類をある程度の大きさまで人の手で育て、海などに放流し、自然の中で大きくなった魚介類を獲る漁業のことを言います。

 今回は、育てる漁業や水産振興センターで育てている魚介類の赤ちゃん(種苗)について学習した後、マコガレイの赤ちゃんの放流体験や魚介類の赤ちゃんを育てている施設の見学を行いました。

平成31年度(令和元年)広島かき子ども体験隊(1回目)を開催しました。

 カキ養殖の作業を体験する「広島かき子ども体験隊」を開催しました。

 初回は、稚ガキが付着したホタテガイの貝殻を約30cm間隔になるよう針金に通し替える「通し替え」の体験を行い、垂下連を作成しました。

 その後、カキの作業船に乗って、垂下連をカキ筏に吊るす作業を見学しました。カキが成長する様子は、定期的にHPに掲載します。

シジミの種苗生産を開始しました。

  8月中旬に太田川産のシジミから採卵し、種苗生産を開始しました。 

  太田川のシジミは近年減少しており、資源の回復を目指し、平成23年から種苗生産の技術開発を開始しました。これまでの7年間で採卵方法や餌の種類等に関する様々な試験を行い、種苗を安定して生産することができるようになったため、今年度からシジミの種苗生産を事業化し、生産しています。

 シジミはカキ等の2枚貝と同じ様に浮遊期※を経て、母貝と同じ様な貝の形になります。採卵から約2週間が経過し、写真の様な稚貝(約220μm)が当センターで見られるようになりました。

※浮遊期…シジミの受精卵は水中を漂いながら成長し、やがて幼生になります。幼生は稚貝になるまでの間、水中に浮遊した状態で生活します。この水中に浮遊する期間を浮遊期といいます。

                                                         

8月の海辺の教室は「プランクトン」でした。

 8月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

 海の中を漂う様々な種類のプランクトンや赤潮が発生する仕組みなどについて学んだ後、井口港でプランクトンネットを使って海のプランクトンを採集しました。採集したプランクトンを顕微鏡で観察し、種類を調べたりスケッチしました。また、当センターで魚やカニの赤ちゃんの餌として培養している、シオミズツボワムシという動物プランクトンの観察も行いました。

 普段は目に見えない小さなプランクトンが、生態系の中でとても大切な役割を果たしていることが分かりました。

オニオコゼの種苗を引渡しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  7月下旬から8月上旬にかけて、全長30mm以上に成長したオニオコゼの種苗を広島市へ引き渡し、広島湾に放流されました。  
 5月下旬から種苗生産を開始し、動物プランクトン(ワムシ、アルテミア)や配合飼料を給餌して順調に成長しました。 オニオコゼは定着性の強い魚で大きな移動が少なく、数年後には放流場所付近での漁獲が期待できます。近年、オニオコゼは広島湾で増えており、刺身や唐揚げ等で美味しく食べられる高級魚です。とても美味しい魚ですので、スーパー等で地物のオニオコゼを見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

7月の海辺の教室は「チリメンモンスター」でした。

 7月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

 シラス漁の漁法やチリメンジャコの製造工程などについて学習した後、チリメンモンスター探しを行いました。見つけたチリメンモンスターは、種類を調べて、台紙に張り付けラミネートしました。海の中には、たくさんの種類のいきものがいて、お互いを支え合っているんですね。チリメンモンスターを通して、海のいきものの大切さがよく分かりました。

6月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

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  6月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

 今回の海辺の教室は、身近なメダカを使って卵の観察や顕微鏡の使い方などを学習しました。誰でも一度は見たことがあるメダカですが、実は野生のメダカはとても少なく、絶滅の危険があるとされています。近年、ペットショップで販売されている様々なメダカは、人が観賞用に交雑して作出したメダカたちです。みなさんも上手にメダカを家で育てると、繁殖して増やすことができます。ぜひ、飼育に挑戦してみてください。

5月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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 5月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

 かまぼこが魚のすり身から作られていることやかまぼこの歴史などの学習を行いました。広島市のかまぼこの歴史は、江戸時代後期頃に西区の草津で作られはじめたと言われています。現在は、スケソウダラを主な材料としていますが、江戸時代の頃は、近海で獲れた魚を使ってかまぼこ等が作られていたと言われています。

 学習のあとはかまぼこ作り体験です。魚の身をすり鉢で練る作業やかまぼこ板にすり身をのせてドーム型に形を作る作業に少し苦戦しているようでした。皆さん、色々な魚を使って家でもかまぼこを作って食べてみてください。

4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

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 4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 魚の体の構造や部位の名前などを学習した後、実際にメバルを使って観察を行いました。今回使用したメバルの胃の中から大量にエビが出てきて、体の仕組みに加えメバルの食性について学習することができました。次に、耳石を使って年齢を調べました。煮付けにしたメバルから耳石を取り出し、観察しました。今回観察したメバルはおおよそ3歳から4歳であることが分かりました。

 参加者の方からは、「魚の年齢の調べ方がわかった。家でも耳石を取り出してやってみたい」など好評でした。最後は、煮付けにしたメバルを美味しくいただきました。

マコガレイの種苗を引き渡しました。

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マコガレイの親魚から採卵後、約3ヶ月が経過し、全長30mm以上に育った種苗を4月10日、11日に広島市へ引き渡し、市内の河口等に放流されました。

放流後は河口等で砂の中に身を隠しながら生活し、ゴカイ類等を餌として、1年で約10cm、2年で漁獲サイズの約20cmまで成長し、主に底曳き網漁や刺し網漁で漁獲されます。

煮付けや唐揚げ等の調理方法で美味しく食べられ、人気のある魚です。とても美味しい魚ですので、スーパー等で地物のマコガレイを見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

春の牡蠣講習 牡蠣好きを育てるための特別講座が開催されました

 3月26日(火)に広島県観光課主催の「春の牡蠣講習 牡蠣好きを育てるための特別講座」が当センター等で開催されました。

 講義では、広島大学大学院の海野教授による「牡蠣とり帳」を使った授業や当センター職員による広島かきの歴史・養殖方法等の授業がありました。

 午後からは草津かき作業場でカキ打ち体験が行われ、 最後にはなんと、「さかなクン」による特別出張授業がありました。

 さかなクンから出題されるカキに関するクイズに参加者の皆さんは、積極的に回答するなど、とても楽しい講座でした。

 さかなクンに当センター展示室の見学をしていただきました。

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3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

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3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。
包丁の持ち方や魚の体の構造などについて学習した後、クロダイの三枚おろしに挑戦しました。魚をおろすのが初めての方がほとんどであったため、皆さん緊張気味で最初は苦戦していましたが、クロダイの体の構造を聞きながら、講師のおろし方を見て、頑張って挑戦した結果、皆さん上手におろすことができました。

最後は、クロダイの唐揚げとじゃぶしゃぶを試食し、大変好評でした。是非、ご家庭でも三枚おろしに挑戦してみてください。

マコガレイ仔魚の着底が始まりました。

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1月にふ化したマコガレイの仔魚は、ふ化してから30日以上が経過し、動物プランクトン(ワムシやアルテミア)を食べて順調に成長しています。
マコガレイの仔魚はふ化してしばらくの間、一般的な魚の仔魚と同じ様な姿で水中を漂いながら生活していますが、ふ化後、約30日目頃から左眼が頭の上を超えるように体の右側に移るとともに着底し、親魚と同じように底生生活を始めます。

現在、当センターの仔魚も次々と着底しています。今後も動物プランクトンを与えて飼育し、大きさが30mm以上になり次第、広島市へ引き渡す予定です。

2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。

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2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。
海藻と海草の違いや広島市内で行われているワカメ養殖などについて学習した後、養殖ワカメの刈り取り体験や生ワカメの標本作りを行いました。また、広島湾に生息している海藻を使って、押し葉作りも行いました。
最後は、新鮮なワカメをしゃぶしゃぶで試食しました。こげ茶色の生ワカメを熱湯に入れると、ワカメの色が鮮やかな緑色になる様子も観察してもらいました。成育して間もないワカメは軟らかくて美味しいと大変好評でした。
養殖ワカメの種糸(※ワカメの赤ちゃんが付いた糸)は当センターで生産されたものです。

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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 1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

 普段食べたり、量販店で売られているかまぼこが、どのような材料で、どのような方法で作られているか知っていますか。今回の海辺の教室では、かまぼこの歴史、原材料、作り方の学習を行なった後、実際にクロダイの身をすり潰して作った蒸しかまぼこと白身魚のすり身(既製品)を使った蒸しかまぼこの2種類のかまぼこ作りに挑戦しました。

 原材料に用いる魚によって、味や弾力に違いがあり、クロダイのかまぼこの方が美味しいといった声がでるなど大好評でした。

マコガレイの卵を採卵しました。

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マコガレイの種苗生産を開始するため、天然由来の親魚から採卵するとともに、人工授精を行いました。今後、1週間程度でふ化し、飼育を開始します。ワムシやアルテミアなどの動物プランクトンを餌として与え、30mm以上の大きさまで育て、広島市内の河口等に放流される予定です。
マコガレイは放流した海域で定着性の強い魚であり、漁業者からの放流ニーズも高い魚です。また、煮付けや唐揚げ等の料理で美味しく食べられ、市場において高値で取引きされます。

ワカメの種糸(種苗)を広島市へ引渡しました。

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ワカメの種苗生産は4月にメカブを採取し、遊走子※を種糸に付着させ、11月中旬頃まで陸上で種糸を管理します。11月中旬頃に種糸を海面に移動し、中間育成を開始します。陸上では顕微鏡でしか見えなかったワカメの種苗も中間育成に移行すると、成長のスピードが速くなり、みるみるうちに大きくなります。中間育成が2週間を過ぎると目でもはっきり種苗が分かるようになり、広島市への引渡し時期が近づきます。今年度は12月初旬から中旬にかけて広島市へ種糸を引渡し、その後引渡された種糸は、漁業者によって海に張られた縄(ロープ)に巻かれました。ここから漁業者によるワカメ養殖が始まり、冬~春にかけて収穫されます。

※ 遊走子とは…べん毛を動かして水中を遊泳する胞子のこと。

12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖(歴史など)」でした。

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まずカキ養殖の歴史や養殖方法などについて学習し、その後カキ打ちに挑戦しました。貝柱の位置や道具(カキ打ち)の使い方を学習し、むき身にするコツを学習しました。道具の使い方やカキの硬い殻に苦戦しながらも、上手に貝柱を切り、カキを開け、むき身を取り出していました。参加者の中には、傷をつけず上手にカキを開け、動くカキの心臓を観察できた方もいました。体験後、カキを試食し、 参加者の方からは「今後家庭でも調理して食べてみたい」との声も聞かれました。カキの収獲シーズンに入り、カキが非常に美味しい季節です。皆さんもカキをたくさん食べて下さいね。

10月の海辺の教室のテーマは「魚の飼い方」でした。

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10月の海辺の教室のテーマは「魚の飼い方」でした。
まず海や河川で魚を採取するポイントや魚の飼育方法などについて学習し、その後3班に分かれ実際に水槽のレイアウトに挑戦しました。どのような水槽にするか話し合い、石、流木、海藻などを選び設置し、その後水槽に入れたい魚を選びました。名前のわからない魚については図鑑で調べました。飼育する魚の特性(なわばりを持つなど)を調べたうえでレイアウトし飼育すると、より良い水槽ができます。皆さんも挑戦してみてください。
皆さんがレイアウトした水槽は約1ヶ月間当センター本館入口で展示します。
※写真は、ナベカがアカフジツボの殻に入っている様子です。

アユの採卵を開始しました。

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 9月中旬から太田川漁協において、アユ親魚の成熟度調査を行い、成熟した親魚を選び、10月上旬から採卵を開始しました。採卵してふ化するまでは淡水で管理しますが、ふ化後はワムシ(動物プランクトン)等の餌を与え、海水で飼育します。

 飼育が順調であれば、1月中旬頃からアユの稚魚を広島市へ引渡し、引渡した稚魚は太田川漁協の施設で4月頃まで中間育成され、太田川に放流されます。

アユの成熟度調査

ayujyukudo アユの親魚が飼育されている太田川漁協の養魚場において、採卵日を予測するために生殖腺の重量などを測定する成熟度調査を行っています。
今年は昨年より採卵日が早くなりそうなので、ふ化後に与えるワムシ(動物プランクトン)の培養などの準備を早めに取りかかっています。

これまでのトピック集

9月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

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9月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。
海の中を漂う様々な種類のプランクトンや赤潮が発生する仕組みなどについて学び、井口港でプランクトンネットを使ってプランクトンの採取を行いました。採取したプランクトンを教室に持ち帰り、顕微鏡で観察し、スケッチをしました。
また、当センターで魚の餌として飼育している、ワムシやアルテミアというプランクトンの観察も行いました。何気なく見ていた海水の中に、顕微鏡で観察すると多くの種類のプランクトンがいることがわかり皆さん驚かれていました。小さなプランクトンですが、生態系にとても重要な役割を果たしていることを学習しました。

8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

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8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。
チリメンモンスターとは、シラス干しやチリメンジャコを製造する際に、本来であれば規格外とし除去されるイワシの稚魚以外の生物のことをいいます。海の生物の多様性や食物連鎖について学習できるテーマです。シラスの漁業方法やチリメンジャコの製造方法などを学習した後、チリメンモンスター探しとルーペを使って観察を行いました。見つけたチリメンモンスターが、どの生物の赤ちゃんかを図鑑を使って調べました。皆さん画用紙に貼り付け、オリジナルのチリモン図鑑を作りました。

7月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖(採苗)」でした。

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7月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖(採苗)」でした。
カキの養殖工程の1つである採苗について学習しました。採苗とは、大量のホタテガイの貝殻をカキ筏から海につけ、カキの幼生(赤ちゃん)が付着するのを待ち、種苗を確保することをいいます。カキ養殖にとって最も重要な作業ともいわれています。学習の後、実際に港でプランクトンネットを使って幼生を採取し、顕微鏡でカキの幼生を観察しました。参加者の方からは、「夏のカキ養殖業者さんの作業工程が初めてわかりました。」という声がありました。 ※写真は、付着直前の大きなカキ幼生です。

6月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

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6月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。
育てる漁業である栽培漁業や当センターで育てて放流しているマコガレイの放流効果等について学習した後、実際に、港でマコガレイの赤ちゃん(稚魚)の放流体験を行いました。また、種苗生産施設の見学では、ふ化して間もないオニオコゼの赤ちゃん(仔魚)を見ることができました。
参加者の方からは、「貴重な放流体験ができて良かった。」「栽培漁業について理解することができた。」という声がありました。

5月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

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5月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。
メダカのオスとメスの見分け方などを学習した後、自宅でメダカを飼育する方法や注意点を水槽を見ながら学びました。その後、メダカの視覚(眼の見え方)実験、泳ぎ方の行動実験などを行いました。また、実際にメダカの卵を顕微鏡で観察し、スケッチをしました。心臓や血液の動きを見ることができました。
参加者の方からは、「小さな卵の中で動いているメダカの赤ちゃんを観察して感動し、命の大切さを学ぶことができた。」という声がありました。

4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

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4月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。
魚のヒレの名前やエラの構造などを学習した後、広島でも身近なメバルという魚を使って、内臓の各部位を観察し、スケッチもしました。次に、年齢を調べました。魚の年齢は、魚の耳(内耳)にある耳石・ウロコ・背骨に刻まれた線を見ることで、その魚が何歳かが分かります。観察後のメバルを煮付けて試食した後、耳石を取り出し、観察しました。また、クロダイのウロコも観察しました。今回観察したメバルとクロダイはともに3歳から4歳であることが分かりました。
参加者の方からは、「耳石の取り出し方がわかった。家でも色々な魚を食べて耳石を集めたい」など好評でした。耳石の観察は虫メガネでも簡単にできますので、ご家庭で魚を食べる時は、是非挑戦してみてください。

マコガレイの放流を行いました

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 平成30年3月28日に当センターで生産し、広島市に引き渡したマコガレイの放流が行われました。

 マコガレイは、本市において重要な水産資源であることからマコガレイの資源増加を目的に生産されております。放流した約3㎝のマコガレイは、2年後には、約20㎝に成長します。

3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

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 3月の海辺の教室では、「魚のおろし方」をテーマに行いました。

 包丁の取り扱い方法や注意点を聞いた後、二匹のアジを三枚おろしに挑戦しました。また、希望者2人にはクロダイの3枚おろしにも挑戦していただきました。丸ごとの魚をおろすのは初めてという参加者が多く、大苦戦しましたが、なんとか三枚におろすことができました。

 2匹目は、コツをつかみ、皆さん1匹目より上手におろしている様子でした。最初から上手くおろすことはできないので、家庭で練習して上達していきましょう。数をこなすことが上達の近道です。

 最後は、皆さんがおろしたアジを唐揚げにして試食しました。自分たちでおろした魚を食べるのは、非常に美味しいと好評でした。

29年度広島かき子ども体験隊の様子を更新しました。

2月25日に第27回広島市水産祭りが開催されました。

01sakana  2月25日(日)、広島市漁業振興協議会主催の第27回広島市水産まつりが開催されました。今年度はマリーナホップ・観音マリーナで開催され、大勢の客で大変にぎわいました。

 会場では、広島湾で獲れた広島特産のカキ、クロダイ、アナゴ、マダコなどの鮮魚介類や生ワカメなどの新鮮な水産物を求めて長い行列ができていました。また、殻付カキやカキ入りパリパリロール(春巻き)などのカキ料理、クロダイの唐揚げ、大河鍋(ノリ汁)や焼きあなごなどの漁業者自慢の料理、さらにはクロダイのすり身が入ったがんす(魚練り製品)も販売され、どの販売ブースも大変好評でした。

2月の海辺の教室のテーマは「海藻の役割」でした。

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 2月の海辺の教室では、「海藻の役割」をテーマに行いました。

 海藻と海草の違いや広島市内で行われているワカメ養殖などについて学習した後、養殖ワカメの刈り取り体験や生ワカメの標本作りを行いました。また、広島湾に生息している海藻を使い押し葉作りも行いました。

 ※養殖ワカメの種糸(ワカメの赤ちゃんが付いた糸)は当センターで生産されたものです。

 最後は、ワカメのしゃぶしゃぶを試食しました。こげ茶色の生ワカメを熱湯に入れると、ワカメの色が鮮やかな緑色になる様子も観察してもらいました。

 皆さんが作った海藻の押し葉は、水産振興センター入口に掲示しますので、是非見に来てください。

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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1月の海辺の教室では、「かまぼこ作り」をテーマに行いました。

広島市では約150年ほど前から板付きのかまぼこが作られていたと言われています。

まず、かまぼこの歴史や原材料(何の材料で作られているか)や作り方について学習し、その後、実際にかまぼこ作り体験を行いました。今回は、蒸しかまぼこ(板かまぼこと色付き飾りかまぼこ)とじゃこ天を作りました。

魚のすり身をすり鉢で練る作業やかまぼこ板にすり身をのせてドーム型に形を作る作業に少し苦戦しているようでした。皆さん、色々なかまぼこを是非食べてみてください。

12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖(歴史など)」でした。

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 12月の海辺の教室では、「カキ養殖(歴史など)」をテーマに行いまいした。8月に実施した「カキ養殖(採苗)」と同じくカキをテーマにした内容です。

 今回は、カキ養殖の歴史や広島カキの養殖方法について学習しました。また、殻からカキの身を取りだす「カキ打ち」のコツを学習した後、実際に挑戦しました。

 カキ打ちでは、慣れない道具を使って、硬いカキの殻を打ち、カキの身を取りだすのに苦労していました。

 アサリやホタテなどの二枚貝ではむき身にすることを「開ける」と言われていますが、広島カキの場合は、「カキ打ち」と言う道具を使い、殻を打って身を取りだすことから「カキ打ち」と呼ばれています。

10月の海辺の教室のテーマは「魚の飼い方」でした。

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 教室では、海や川で魚を採集するポイントや採集した魚の飼育方法について学習しました。

 その後、グループごとに水槽に入れる魚の生態について図鑑等で学習し、みんなで協力して石や海藻のレイアウトしオリジナル水槽を作りました。

 なお、今回の海辺の教室で設置した水槽は、本館入口に展示していますので、是非ご来館ください。

9月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

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 9月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

 今回の教室では、魚のからだの構造や役割、年齢調査の方法について学習した後、メバルを使ってエラや内臓などからだの観察を行いました。

 また、クロダイのウロコや、煮付けにしたメバルから取り出した耳石を使って年齢を調べました。

 皆さんも、魚を食べる時は年齢を調べてみましょう。

 今回用意した魚は広島湾七大海の幸の魚です。

8月の海辺の教室のテーマは「かき養殖(採苗)」でした。

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8月の海辺の教室は、「かき養殖(採苗)」をテーマに開催しました。

カキ採苗とは、カキ養殖のためにカキの赤ちゃんをホタテガイの貝殻に付ける作業のことです。広島では6月~8月頃に広島湾で行われます。

今回の教室では、広島カキの養殖方法や、皆さんに美味しいカキを安定して届けるためのとても大切な水産振興センターの仕事「カキ採苗調査」などについて学習しました。

7月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

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7月の海辺の教室は、「チリメンモンスター」をテーマに開催しました。海の生物の多様性や食物連鎖について学習することができると毎年、大変人気のあるテーマです。

今回の教室では、チリメンジャコはカタクチイワシ(コイワシ)の赤ちゃんであり、広島市でPRしている広島湾七大海の幸の食材の一つであることや、他6種類の魚介類についても説明をしました。

※「チリメンモンスター」は、シラス干しやチリメンジャコを製造する際に、本来であれば規格外として捨てられてしまうイワシの稚魚以外の生物です。

6月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

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6月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:マコガレイ」でした。

 水産振興センターで育てたマコガレイの生態などを学習すると共に、水産振興センターの仕事の1つである「育てる漁業(栽培漁業)」について学習しました。

 「育てる漁業(栽培漁業)」とは、人の手で卵から稚魚をふ化させ、一定の大きさまで育てた後、育てた魚を海に放流して海の資源を守ることです。

 開催日当日は、水産振興センターで育てたマコガレイの稚魚の放流体験や稚魚及び稚ガニを生産している種苗生産施設の見学などを行い、とても好評でした。

5月の海辺の教室のテーマは「メダカの観察」でした。

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 教室では、メダカの特徴や育て方などを学んだ後、メダカの視覚、行動及び体色の変化などの実験を行いました。また、実際に卵を顕微鏡で観察しスケッチをしました。観察した卵の中には、ふ化しそうなのものもあり、心臓の動きや血液の流れを見ることができました。

小さな卵の中で、一生懸命生きているメダカの赤ちゃんを観察することで、命の大切さを学ぶことができました。

詳しくはこちらをご覧ください。
これまでのトピック

4月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

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4月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。
海の中を漂うプランクトンや赤潮が発生する仕組みなどについて学び、井口港でプランクトンネットを使ってプランクトンの採集を行いました。
採集したプランクトンを教室に持ち帰り、顕微鏡で観察し、スケッチをしました。
また、当センターで魚の餌として飼育している、ワムシの飼育水槽の見学を行いました。

一見何もいないように見える澄んだ海水の中にも顕微鏡で観察すると色々な種類のプランクトンがいることがわかり皆さん驚いていました。

3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

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3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。
包丁の持ち方や魚の体の構造について学習した後、「アジ」と「クロダイ」の三枚おろしに挑戦しました。
魚をおろした経験がある方は少なく、初めての三枚おろしに、最初は苦戦していましたが、作業を進めていくうちにコツをつかみ、最後は、上手に三枚おろしにすることができました。
作業後には、おろしたアジをフライにして試食しました。
参加者の方からは、「これからは家庭でも自分で魚をおろしてみたい」と大変好評でした。
最近は、スーパーなどで販売されている魚は、切り身にされていることが多く、ご家庭で魚をおろす機会は減っていますが、この教室をきっかけに、是非、ご家庭でも三枚おろしに挑戦してみてください。

平成28年度広島かき子ども体験隊のページを更新

2月の海辺の教室のテーマは「海藻」でした。

2月の海辺の教室のテーマは「海藻」でした。
海藻に関する基礎知識や広島市内で行われているワカメ養殖などについて学習したあと、天然のワカメや海藻を使って標本作り、押し葉作りを行いました。
最後は、生ワカメのしゃぶしゃぶを試食しました。
生のワカメや海藻に触れる機会はとても少ないため、良い経験ができたと大変好評でした。

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

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1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。
ご家庭でも食べる機会も多いかまぼこですが、どのように作られているのか知らない人も多いようです。今回、海辺の教室では、かまぼこの歴史、原材料及び作り方を学習し、実際に魚の切り身を使ってかまぼこ作りに挑戦しました。
また、かまぼこ屋さんに予め作ってもらったすり身を使って、かまぼこを作り、自分たちで作ったかまぼこと食べ比べを行いました。

12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。

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12月の海辺の教室では、広島の水産業を代表する「カキ養殖」をテーマに、カキの生態、カキ養殖の歴史や養殖方法及び水産振興センターのカキ採苗調査(カキの稚貝をとるための調査)などについて学習しました。
また、体験では、ホタテガイの殻についているカキの赤ちゃん(稚貝)の観察とカキ打ち体験を行いました。

9月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

9月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

海の中を漂うプランクトンや赤潮が発生する仕組みなどについて学び、井口港でプランクトンネットを使ってプランクトンの採集を行いました。
採集したプランクトンを教室に持ち帰り、顕微鏡で観察してスケッチをしました。

一見なにもいないように見える澄んだ海水の中にも顕微鏡で観察すると多くの種類のプランクトンがいることがわかり、皆さん驚いていました。

8月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:オニオコゼ」でした。

8月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:オニオコゼ」でした。

水産振興センターで育てたオニオコゼなどを使って、水産振興センターのメインの仕事の1つである「育てる漁業(栽培漁業)」について学習しました。

「育てる漁業(栽培漁業)」とは、人の手で卵から稚魚をふ化させ、一定の大きさまで育てた後、育てた魚を海に放流して海の資源を守ることです。

開催日当日は、水産振興センターで育てたオニオコゼとマコガレイの稚魚の放流体験やオニオコゼの味噌汁の試食などを行い、とても好評でした。

ガザミの放流

160720ガザミ
 19日、ガザミ種苗(稚ガニ3令)15万尾を広島市内の沿岸域(干潟や藻場)へ放流しました。ガザミは「ワタリガニ」とも呼ばれ、とても泳ぎが上手なカニです。放流したガザミ種苗も元気に海底に泳いでいきました。

 6月、7月で合計25.9万尾のガザミ種苗を放流しました。