海辺の体験教室


平成30年度海辺の体験教室の様子

11月18日(日)に広島市水産振興センターにおいて、「海辺の体験教室」を開催しました。約180名の方に御来場いただき、イベントを通じて「漁業」、「魚食」、「水産生物」及び「海域環境」などについて楽しく学んでいただきました。

体験の様子

海辺の体験教室では、刺網から魚をはずす体験、かまぼこ作り体験、魚の赤ちゃんの放流体験、カキ打ち体験及びチリメンモンスターの5つの体験を行いました。

刺網から魚をはずす体験
刺網から魚をはずす体験
漁師さんから刺網漁業についての説明を受けた後、実際に刺網にかかった魚をはずす体験を行いました。刺網には、コノシロやマコガレイなどの色々な種類の魚がかかっていました。さらに、オニオコゼも刺網にかかっていました。参加者は、網にかかった魚をはずすのに苦戦しながらも、漁師さんからアドバイスをもらいながら丁寧に魚をはずしていました(なお、オニオコゼは背ビレになどに毒があるため、漁師さんにお願いして外してもらいました)。また、刺網からはずした魚は名前を覚えて、持ち帰ってもらい、持ち帰る際には、漁師さんからおすすめの食べ方も教えてもらうことができました。体験を終えて、これからさらに魚を食べてみようと思ったとの声が多く聞かれました。(協賛:井口漁業協同組合)
かまぼこ作り体験
かまぼこ作り体験
かまぼこ作りのプロフェッショナルである広島蒲鉾協同組合の方々を講師に招き、つみれ団子や飾りかまぼこなど色々な種類のかまぼこ作りを体験しました。まず、かまぼこの歴史について学習した後、蒲鉾組合の方から上手く作るコツをアドバイスしてもらいながら、かまぼこに絵を描きオリジナルの飾りかまぼこを作りました。また、すり鉢とすり棒を使って作ったつみれを汁に入れたつみれ汁や揚げかまぼこなどの試食もあり、皆さん満足されていました。体験を終えて、さらにかまぼこが好きになり、自宅でもかまぼこ作りをしてみたいという声が聞かれました。(協賛:広島蒲鉾協同組合)
放流体験
魚の赤ちゃんの放流体験
栽培漁業ついて学習し、当センターで生産している種苗(魚やカニなどの赤ちゃん)について説明を受けました。参加者は当センターでふ化したオニオコゼ、マコガレイ及びアユの赤ちゃんを実際に見てもらった後に、井口港でマコガレイの赤ちゃんの放流を行いました。放流後のマコガレイの赤ちゃんは初めての海に戸惑いながらも、元気に泳いでいきました。当センターでは、上記の3種類のほかに、アイナメ、ガザミ、モクズガニ及びワカメの生産も行っています。
カキ打ち体験
目指せ!打ち子さん!カキ打ち体験
カキ養殖について学習し、専用の道具(カキ打ち)を使って、殻から身を取り出すカキ打ち体験を行いました。最初は、使い慣れない道具や硬いカキの殻に苦戦していましたが、道具の使い方や貝柱の位置を教えてもらい、回数をこなすうちに上達し、最後には、身を傷をつけることなく取り出すことができました。
 カキのシーズンとなりました。是非皆さんも広島カキを食べて下さいね。
チリメンモンスター
自分だけのオリジナルの図鑑を作ろう!チリメンモンスター
チリメンジャコの原料を獲るシラス漁(カタクチイワシの稚魚を獲る漁)などについて学習したあと、チリメンジャコに混じっている様々な生き物『チリメンモンスター』探しを行いました。タチウオやカワハギなど様々な種類の魚の稚魚やエビ・カニ・タコの赤ちゃんを見つけることができ、海の豊かさを感じることができました。
体験の最後には自分だけのオリジナルのチリメンモンスターの図鑑を制作しました。
※チリメンモンスターは、きしわだ自然資料館で始められた体験です。