トピック集


平成27(2015)年度トピック集(新しいものから順に並んでいます)

平成28年2月21日

アユ稚魚放流2月の海辺の教室のテーマは「海の植物」でした。

2月の海辺の教室のテーマは、「海の植物」でした。

海藻と海草の違いや広島市内で行われているワカメ養殖などについて学習したあと、養殖ワカメや海藻を使って押し葉づくりを行いました。最後は、生ワカメのしゃぶしゃぶと天ぷら(葉と茎)を試食しました。

平成28年2月17日

アユ稚魚放流太田川のアユの遡上を増やす取組み

2月9日、アユ種苗を広島観音マリーナ海浜公園地先に放流しました。  

引き渡しが完了して残った種苗(約23万尾)を直接河口域に放流することで、太田川に遡上するアユを増やすことが目的です。  

この事業は広島市が主体となり太田川漁業協同組合の皆さんの協力のもと平成24年から実施されています。

昨年10月からセンターの水槽で飼育されていたアユ種苗は勢いよく泳いで行き、長い群れとなって視界から見えなくなりました。 春になり暖かくなってくると太田川に遡上する立派な稚アユが確認されることでしょう。

平成28年2月3日

マコガレイが変態中です

1月10日にふ化したマコガレイですが、これまでは飼育水中に漂って餌を食べるなど浮遊生活を行っていました。  現在、変態が始まっており、水槽の底へ移動しています。完全に変態を終えると、色素は薄いものの親と同じ姿になり、底での生活が始まります。

平成28年1月26日

アユ引き渡しアユの引き渡し開始

1月19日からアユ稚魚の引き渡しが始まりました。計3回、70万尾の稚魚を広島市へ引き渡します。

アユの稚魚は約0.5gで、大きさは5センチほどです。引き渡したアユは太田川漁協の施設で4月頃まで中間育成され、太田川に放流されます。

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平成28年1月22日

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

スーパーなどで売られているかまぼこが、どのような材料で、どのような方法で作られているか知っていますか。かまぼこの歴史、原材料、作り方などの学習をし、その後、実際にスケソウダラの切り身を使ってかまぼこ作りに挑戦しました。

今まで食べてきたかまぼこのことがよくわかり、作るのがとても難しいことを皆さん実感している様子でした。

平成28年1月19日

アイナメのふ化仔魚アイナメがふ化しました。

写真は卵からふ化した直後のアイナメです。  アイナメのふ化仔魚は全長6.5mmと比較的大きく、ふ化直後から活発に水槽の中を遊泳しています。

現在、動物プランクトンのワムシとアルテミアを給餌しながら飼育中です。

平成27年12月25日

カキ養殖12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。

12月の海辺の教室のテーマは「カキ養殖」でした。
 日本一の生産量を誇る広島のカキ養殖をテーマに、カキ養殖の歴史や養殖方法などの学習をしました。その後、ホタテガイの殻についているカキの赤ちゃん(稚貝)の観察や、カキ打ち体験などを行いました。
 カキはこれから春先にかけてさらに身が太り、より一層美味しくなりますので、皆さんもたくさん食べて下さいね。

平成27年12月16日

アイナメの卵アイナメの採卵(1回目)

12月7日(月)、アイナメの第1回目の採卵を行いました。

アイナメの卵は粘着性があるため、自然界ではボール状の塊にして海藻等に産み付けられます。その卵塊をオスがふ化するまで見守ります。

当センターでは、卵の発生率を上げるため薄い板状にして海水が良くあたるように管理しています。卵からふ化までは水温によりますが、20日から約1か月ほどかかり、12月下旬にふ化する予定です。

平成27年11月29日

ワカメ種付けいのくち生ワカメオーナーの種付け体験が行われました。

井口漁業協同組合では、ワカメの養殖体験を通じて、地産地消や食育につなげるオーナー制度の取り組みを行っています。
 11月29日井口漁港にて、約1.5mのロープにワカメの種付けをする体験が行われました。この種を付けたロープを海に冲出しすると、ワカメは日々成長し、収穫時期には3~5kgの量が収穫できます。これからの成長が楽しみです。

平成27年11月17日

ワカメの中間育成ワカメの中間育成を行っています

10月までは陸上で管理していたワカメの種糸を、11月5、6日に海面に移動し中間育成を開始しました。

陸上では顕微鏡でしか見えなかったワカメも、海面で管理するとグングン大きくなります。汚れや珪藻などの付着物が付かないよう管理を続け、2週間を過ぎると目でもはっきり分かるようになります。

11月下旬には、この種糸を広島市に引き渡す予定です。

引き渡した種糸は漁業者によって海に張られた縄(ロープ)に巻かれます。ここから漁業者によるワカメ養殖が始まります。

平成27年11月15日

アイナメの卵11月15日にわくわく!漁業体験を開催しました。

11月15日(日)に水産振興センターにおいて、昨年度に続き第2回目の「わくわく!漁業体験」を開催しました。

600名の方に御来場いただき、イベントを通じて「漁業」、「魚食」、「水産生物」及び「海域環境」について楽しく学んでいただきました。

平成27年10月23日

オニオコゼ10月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:オニオコゼ」でした。

10月の海辺の教室のテーマは「育てる漁業:オニオコゼ」でした。水産振興センターでつくり育てているオニオコゼを例にとり、親魚が産んだ卵をふ化させ、育てた稚魚を海に放流する「栽培漁業」について学習しました。また、稚魚の放流体験やオニオコゼの味噌汁などの試食を行いました。

見た目はゴツゴツしていてコワい顔の魚ですが、淡泊な白身は様々な料理方法で味わえる非常に美味しい魚です。是非一度味わってみてください。

平成27年10月15日

アユの種苗生産が始まります。

8月下旬から太田川漁協においてアユ親魚の成熟度を調査してきました。採卵に適した時期を見極めて10月5日、7日、9日の3日間にわたりアユの採卵を行いました。

写真は採卵から6日目のアユの卵です。 現在は淡水で管理していますが、ふ化後は海水で飼育します。

卵の発生が順調であれば10月18日〜22日にかけてふ化を終え、給餌を開始します。

平成27年9月25日

9月の海辺の教室のテーマは「魚の飼育」でした。

9月の海辺の教室のテーマは「魚の飼育」でした。

 教室では、海や川で魚を採集するポイントや飼育方法について学習した後、実際に砂、石、海藻を使って水槽のレイアウトに挑戦しました。10月18日(日)の海辺の教室まで展示しています。

 魚の種類や生態(なわばりをもつ、砂に潜るなど)を知ったうえで飼育をすると、より良い水槽ができます。皆さんも是非一度挑戦してみてください。

平成27年8月16日

8月の海辺の教室のテーマは、「プランクトン」でした。

教室では、水中を漂うプランクトンやプランクトンが集まって形成される赤潮などについて学習し、その後港で実際にプランクトンをつかまえるネットを使って採集を行いました。採集したプランクトンは教室に持ち帰り、顕微鏡で観察して種類を調べてスケッチをしました。

参加者の皆さんは、少しの海水の中にも様々なプランクトンがたくさんいることに、とても驚いた様子でした。写真は、様々な種類のプランクトンや牡蠣の赤ちゃんなどです。

平成27年7月19日

7月の海辺の教室のテーマは、「チリメンモンスター」でした。

チリメンジャコの原料を獲るシラス漁(カタクチイワシの稚魚を獲る漁)などについて学習したあと、瀬戸内海で獲れたチリメンジャコに混じっている様々な生き物『チリメンモンスター』探しを行いました。様々な種類の魚の稚魚やエビ・カニの赤ちゃんなどを見つけることができ、瀬戸内海の豊かさを感じることができました。

平成27年6月21日

6月の海辺の教室のテーマは、「メダカの観察」でした

教室では、オスとメスの見分け方、メダカの特徴、飼育方法などを学び、水草に産み付けられた卵探しの後、実際に卵を顕微鏡で観察しました。また、水産振興センターで育てているガザミの卵も観察しました。メダカの特徴を観察する走流性(流れとは逆に泳ぐ)などの実験も行いました。 メダカの観察は、どなたにでも比較的簡単に始められますので、いきもの飼育の入門として是非チャレンジしてみてください。   写真は、ふ化間近のメダカの卵です。

平成27年5月17日

5月の海辺の教室のテーマは、「海辺のいきもの」でした

今回は、八幡川河口の干潟で生物採集を行い、採集した生物の種類を図鑑などを使って調べました。 当日は天候にも恵まれ、参加者の皆さんは、アミやスコップを使ってハゼやカニ、巻貝の仲間などを採集し、小さな生き物の様子をじっくり観察していました。

平成27年4月19日

4月の海辺の教室のテーマは、「魚のからだと年齢」でした

教室では、魚のからだの部分やその役割について学習した後、メバルという魚を使って実際に魚のからだを観察しました。まずは、魚の鼻やヒレの形などを観察し、ハサミを使って内臓の観察も行いました。クロダイのウロコとメバルの耳石を用いて年齢を調べました。今回使ったメバルの年齢は3歳から4歳、クロダイの年齢は4歳から5歳だったようです。

観察をした魚は煮付けにして食べました。参加者の方からは、「食育にもつながり良い経験になった」と好評でした。耳石の観察は虫メガネでも簡単に調べることができますので、ご家庭で魚を食べる時は、是非挑戦してみてください。

  写真は今回取り出したメバルの耳石です。

平成27年4月10日

 太田川にアユが放流されました。

4月7日(火)、当センターで種苗生産し、その後、太田川漁協で中間育成された約10pのアユが太田川へ放流されました。同漁協では5月までに約90万尾のアユを放流する予定です。

 アユ釣りは6月1日から順次解禁(詳細は太田川漁協のHPに掲載されています)となり、その頃には全長17〜18センチの成長が見込まれています。

 太田川漁協のHPはこちらから