トピック集


令和5(2023)年度トピック集(新しいものから順に並んでいます)

令和6年3月18日

3月の海辺の教室のテーマは「魚のおろし方」でした。

魚をおろす方法や包丁を扱う際の注意点などについて学習しました。学習後は、漁師さんが獲って水揚げしたばかりの新鮮なクロダイとマダイを観察し、三枚おろしに挑戦しました。参加者からは、「魚をおろすのは初めてで難しかったけど、楽しかった。家でも挑戦したい。」という感想もあり、大変好評でした。三枚おろしにした身や骨などのアラは、参加者が持ち帰りました。また、クロダイとマダイの唐揚げやアラ汁の試食をしました。

令和6年2月18日

2月の海辺の教室のテーマは「SDGs〜海そうの役割〜」でした。

海藻と海草の違い、SDGsに関する海そうの役割などについての学習とセンターで生産しているワカメの赤ちゃん(配偶体)のサンプルを観察しました。学習後は、広島湾で成長した実物のワカメの観察、刈り取りと標本作り体験、そして、生ノリを使ったノリすき体験に挑戦しました。また、ワカメを湯にくぐらせながら褐色から鮮やかな緑色に変わる様子を観察し、しゃぶしゃぶにして試食しました。参加者からは、「いつも食べているワカメとは柔らかさが違う。とても美味しい。」という感想もあり、大変好評でした。

令和6年1月21日

1月の海辺の教室のテーマは「かまぼこ作り」でした。

広島のかまぼこの歴史や使われる魚の種類などについて学習しました。クイズを交えた学習では、皆さん積極的に手を挙げチャレンジされました。学習後は、広島蒲鉾協同組合の先生の指導のもと、魚のすり身をすり鉢で混ぜる作業、すり身を型に詰める作業や細工(飾り)かまぼこ作りに挑戦しました。細工(飾り)かまぼこ作りでは、オリジナルの色や絵を付け世界に一つだけのかまぼこを作りました。さらに、参加者の皆さんがすり鉢で混ぜて作ったすり身を団子にして入れたつみれ汁などの試食がありました。参加者からは、「すり身からダシがたっぷりと出ていて、とても美味しい。」という感想もあり、大変好評でした。

令和5年12月19日

12月の海辺の教室のテーマは「貝殻で作品づくり」でした。

貝の種類、海中で固くきれいな貝殻ができる仕組みや市内漁業者の二枚貝のアサリを増やす取組について学習しました。学習後は、広島湾で採れた様々な貝殻を種類毎に分け、名前や特徴について学びました。作品づくりでは、貝殻やリボン、ガラス玉などを使って、オリジナルで世界に一つだけのクリスマスリースやフォトフレームをつくりました。参加者から「広島湾の貝殻を使って素敵な作品ができた。」という感想もあり、大変好評でした。作品は、参加者の皆さんのお家で飾ってもらうことにしました。

令和5年11月19日

11月の海辺の教室のテーマは「刺網から魚をはずす体験」でした。

漁業の種類や広島県で行われている漁具・漁法などについて学習しました。学習後は、今朝、漁場から持ってきた刺網を使って、漁業者の指導のもと、刺網の構造や魚が獲れる仕組みを学び、実際に刺網にかかった魚をはずす体験をしました。カサゴ、メバルやカワハギなど17種類の魚貝類がかかっていましたが、中にはアイゴやオニオコゼといったヒレに毒のある危険な魚もいて、漁業者から説明がありました。参加者からは、「魚の背ビレやトゲがひっかかっていて刺網からなかなかはずれなかったけど楽しかった。」という声があがり、大変好評でした。刺網からはずした魚は、一部の魚を除き、参加者の皆さんが持ち帰りました(オニオコゼは、背ビレをカットしています)。

令和5年10月15日

10月の海辺の教室のテーマは「太田川と広島湾〜アユの一生〜」でした。

アユの一生、太田川と広島湾との関わりや太田川におけるアユを増やす取組などについて学習しました。クイズを交えた学習では、皆さん積極的にチャレンジされました。学習後には、漁で使われる投網を実際に投げる体験を行い、アユの掴み取りも行いました。掴み取りでは、「アユの動きが素早すぎる」と驚かれていました。掴み取りしたアユは、漁協の方の指導のもと、串に打ち、塩焼きにして試食しました。このアユは、漁協がブランド化に取り組んでいる、レモンを練り込んだエサを与えた「レモンアユ」です。

令和5年9月17日

9月の海辺の教室のテーマは「塩づくり」でした。

塩づくりや塩の役割などについて学習しました。クイズを交えた学習では、皆さん積極的にチャレンジされました。学習後には、海水を煮詰めて、塩づくり体験を行い、塩の結晶ができ始めると、「塩が出てきた」と驚きの声があがりました。できた塩は顕微鏡で、結晶の観察をしました。終わりには、数種類の市販の塩を、コイワシの唐揚げにつけて、味の違いを体験しました。

令和5年8月20日

8月の海辺の教室のテーマは「チリメンモンスター」でした。

チリメンモンスターとは、チリメンジャコ(原材料)に混ざっているカタクチイワシ以外の魚やエビ・カニの幼生、タコやイカなどの小さな生物のことです。まず初めに、チリメンジャコの作り方、海の食物連鎖などについてはスライドで学習し、漁獲方法については、実際に漁をしている動画を見ながら学習しました。その後、チリメンモンスターを探し、資料を使って名前を調べ、オリジナルの図鑑作りに挑戦しました。参加者からは、「珍しいチリメンモンスターを探すのが楽しかった。」などの感想が聞かれ、大変好評でした。

令和5年7月16日

7月の海辺の教室のテーマは「プランクトンの観察」でした。

プランクトンには、植物プランクトンと動物プランクトンがいることやプランクトンが魚やカニなどのエサとなる食物連鎖などについて学習しました。その後、実際にセンター内の魚やカニなどのエサとなる「ワムシ」の飼育水槽を見学したり、港でプランクトンネットを使って、プランクトンを採集しました。自分で採集したプランクトンは顕微鏡を使って、観察し、名前を調べてスケッチをしました。

令和5年6月18日

6月の海辺の教室のテーマは「魚のからだと年齢」でした。

魚のからだの構造や年齢を調べる方法について学習した後、実際にマダイやクロダイのからだの構造を観察しました。片身を開いて、内臓を観察したり、スケッチをして皆さん夢中になっていました。次に煮付けにしたカサゴを試食した後に、カサゴから耳石を取り出し、ルーペで観察しました。他にはイリコの耳石も取り出し、カサゴとの耳石の大きさや形の違いを観察しました。「魚によって、耳石はこんなに違うのか。」と驚きの声が上がりました。

令和5年4月16日

4月の海辺の教室のテーマは「かき養殖」でした。

広島名産のカキ養殖の歴史や養殖方法などを学習し、ホタテガイの貝殻に付着したカキの稚貝をルーペで観察しました。「この小さな黒い点が成長して大きいカキの親になるのか。」といった驚きの声が多かったですね。カキについて学習した後、カキ打ち体験を行いました。見慣れないカキ打ち道具の使い方やカキの硬い殻に苦戦していましたが、何度も練習するうちに、素早く丁寧にカキ打ちできるようになりました。参加者からは「もっと多くのカキを打ってみたい。」と好評でした。